住空間の中心であるリビングルームは、家族団欒や、くつろぎ、時には人をおもてなししたりする重要な場所ですが、どんな場合でも「落ち着きがある空間」であることが望まれますね。それでは照明により心身共に落ち着ける雰囲気づくりどのようにしたらよいでしょうか。
人の活動は太陽が昇る午前中から、日中の時間帯に最も活発化し、夕方以降、陽が落ちるにつれリラックスしていく、という生理原則があります。
これを考慮すると、夜間のリビングルームでのくつろぎを演出するには、白熱電球(白熱灯)や、電球色蛍光灯の照明で全体を少し暗めにするのがいいでしょう。ほとんどの住居ではリビングの天井に蛍光灯の主照明(シーリングライト)で部屋全体を明るく照らすのみで、これでは必要以上に体や精神を活性化させてしまいます。
くつろぎ感を増す方法として、天井の主照明を落とし、スタンドなどで間接照明を取り入れる、という方法をおすすめします。床に置くタイプのフロアスタンドや、ソファの脇にスタンドなど置くと、部屋に陰影がつき、やわらかな印象になり、くつろぎ度が増します。またリビングのコーナーに間接照明を置くと、コーナーの光が部屋に奥行きを与えてくれるので、部屋を広く見せることができ、昼間とは違った雰囲気を楽しめます。取り付け工事も必要なく、気軽にできるイメージチェンジとしてこのような間接照明を取り入れることをおすすめします。スタンドのほか天上に埋め込むダウンライトや壁面に取り付けるブラケットも部屋の間接照明に適していますが、どちらも取り付け工事が必要となり、綿密な設計が必要となりますので専門家に相談する方がいいでしょう。
※小さい子供が起きている間は活動的な雰囲気にしたいという場合は、メイン照明に蛍光灯を取り入れ、白っぽい光で部屋全体を明るくし、子供が寝た後主照明を落として間接照明のみにすると、落ち着いた雰囲気を演出できます。いずれにしても間接照明を取り入れれば、さまざまなシーンを演出することができ、暮らしにメリハリが生まれます。